今回のコースは、北アルプスの表銀座の北の入り口として有名な中房温泉から燕岳ピストンです。

幕営地は、稜線にある燕山荘前キャンプ場です。

コースタイムは、キャンプ場まで上り４時間１０分、下り３時間です。

初日の天候は、曇りで時折青空が覗けました。

気温２３℃、８時４０分、標高１４００ｍからのスタートです。

登山道に入ると直ぐに急な登りが続きます。すぐさま汗が吹き出ます。

重い荷物は肩に食い込みます。途中なんども休みながら登りました。

２４００ｍ付近からは、雲の合間に表銀座の稜線が見え始めました。

稜線は所々に雪を蓄えていました。４時間１０分で合戦小屋に到着しました。

ここはオアシスでジュースなどを購入することができました。

さらに登ると、いつの間にかに大天井小屋がはっきり見えていました。

そして、雲は、次第に流れ、その奥にあの槍ヶ岳が見え始めました。

キャンプ場は、まだ雪に覆われていました。

雪の無いところにテントを３張り設営し、空身で燕岳を目指しました。

３０分ほどで燕岳山頂に到着しました。

燕岳は、花崗岩に囲まれた少し変わった山頂です。

山頂では、ほぼ快晴、気温１３℃、３６０度展望となりました。

北には、まだまだ真っ白な立山連邦が、そして向かいには裏銀座の稜線が手に取るように見えました。

南には、ここから始まる表銀座の稜線が続いていました。

そして、その少し西に、憧れの槍ヶ岳がそびえていました。

歌にも歌われた小槍もはっきり見えました。

そして、その奥に、穂高連邦が続いています。

燕山荘に戻るとすぐさま祝杯としました。

なんと生ビールの向こうに槍ヶ岳が見えているではありませんか！

台風の影響で気温は高く朝方でもテント内で１３℃ありました。

通常より１０℃は高いです。

翌日は夜半から雨となりました。

テントを撤収し早々に下山することとしました。

２５００ｍぐらいまで下山すると雲が切れて来ました。

結局下界は晴れで山頂付近だけが雲の中でした。

約３時間で無事下山できました。

編集後記

とにかく、生ビールが美味すぎた！